フジノアラビアン（1993年生、母キタノマリヤ）

フジノアラビアン（1993年5月19日）は、日本の競走馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のトライバルセンプー（当時16歳）と交配したキタノマリヤが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂東ファーム。戦績は、地方28戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の中央競馬騎手招待(C2)。

経歴

デビュー前

高松弘之厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1995年）

11月20日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は425kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタカネパワーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1996年）

1月9日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳戦の春駒特別（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゼンショウハイに半馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

1月29日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月19日、中6週で迎えた4戦目は、アラ系一般B1（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた5戦目は、フェアウェル特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、アラ系一般B1二（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月28日、中5週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、アラ系一般B1一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（1997年）

2月22日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた8戦目は、佐藤典明騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2 19（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系一般C2 19（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤典明騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系一般C2 23（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤典明騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったホウワジュピターから3馬身差の2着となった。

4月19日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系一般C2 19（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤典明騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系一般C2-20（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤典明騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、アラ系一般C2-20（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤典明騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のビルドノヒトミをハナ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。

6月7日、中1週で迎えた14戦目は、さんご賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤典明騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系一般C2 13（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤典明騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のジャエンテイオーに半馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月21日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系一般C2-10（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤典明騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のホーエイカップに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月13日、中7週で迎えた17戦目は、アラ系一般C2-4（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤典明騎手（9戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシルキーエースをクビ差制して6勝目を手に入れた。

9月23日、中0週で迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（福山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドキングに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月25日、中4週で迎えた19戦目は、蔵王賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤典明騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた20戦目は、秋上げ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤典明騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキャプテンシーに1馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、芦田川賞（福山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤典明騎手（12戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた22戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、シクラメン賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1998年）

1月17日、中4週で迎えた23戦目は、冬木立特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤典明騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた24戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、寒明け特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた25戦目は、雪解け特別（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた26戦目は、吉延忠義騎手を鞍上に迎えて、弥生特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた27戦目は、磯開き特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、春がすみ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。