オオシマダリア（1987年生、母オオシマスズラン）

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

5月20日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったドウカンワルツにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエルスマイルに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下のすいれん賞（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマキハタグロリーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月9日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、パリスファントムに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

6月30日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブリリアントカットを異次元の末脚で半馬身差し切ってファンの支持に応えた。

8月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（1992年）

7月25日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。