タノシンジョイ（2007年生、母ウイルタイムオン）

タノシンジョイ（2007年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽しいより＋喜び」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイタクバートラム（当時9歳）と交配したウイルタイムオンが20歳のときに産んだ15番仔が本馬である。産地は北海道野付郡別海町、生産者はハーモニーストックファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方39戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野付ライディングファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、野付ライディングファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、渡邊修也によって210万円で落札された。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2009年）

9月25日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムヴァンを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3歳（2010年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

2月15日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したセイントフォースを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

8月2日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の有りの実特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（10戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で左海誠二騎手（11戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた13戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月6日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でA.ムンロ騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2011年）

11月18日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに31kg増やして迎えた16戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（12戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（13戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十三十四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（14戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、フラメンコスケッチに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

2月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のダークティーに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

2月8日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、一般C3三四イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフリートイーグルをクビ差振り切って優勝

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十一（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したラストメイルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5月4日、中5週で迎えた24戦目は、市川大門通り焼鳥市ばんデビュー記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた26戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカンクロを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って勝利をモノにする

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

12月20日、中6週で迎えた31戦目は、ありよしバースデー遅れてすみません記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笠野雄大騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で笠野雄大騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた34戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず最後はゴールデンタイドと並んで7着同着となった。

2月14日、中1週で迎えた35戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天与の闘争本能で諦めることなく走り切り、4着に入り込んだ。

4月18日、中4週で迎えた38戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月3日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた40戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。