ウメノジーニアス（1987年生、母ウメノカリヨン）

ウメノジーニアス（1987年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハバツト（当時16歳）と交配したウメノカリヨンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）北英牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方22戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上C3-4。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

2月4日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた5戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

4月29日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、柴田弘之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田弘之騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったナカミシュンランに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田弘之騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田弘之騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月8日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田弘之騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

7月22日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で柴田弘之騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月9日、中6週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた13戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

11月28日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた15戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（1991年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月23日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブライトサバンナから2馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイニハイベストをアタマ差制して待望の初勝利を挙げた。

3月31日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオオホデディオスから1馬身半差の2着となった。

4月19日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田盛夫利騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月26日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で沢田盛夫利騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた24戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月18日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（10戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた26戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1992年）

5月9日、約6か月半の休み明けで迎えた28戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた29戦目は、横山克彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月14日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1 C2（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（14戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1 C2（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（15戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた32戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月8日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた33戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のバイナーチヤナに3馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月28日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた35戦目は、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。