ヒュッゲ（2017年生、母ムーンライトダンス）

ヒュッゲ（2017年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「居心地のよい雰囲気(デンマーク語)」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したムーンライトダンスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年の白百合ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって9,720万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンデーミラージュに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月7日、中5週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のチュウワノキセキに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

3歳（2020年）

1月19日、中5週で迎えた4戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

5月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のショウナンハレルヤを半馬身振り切って休養明け初戦をモノにした。

8月8日、中9週で迎えた6戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5歳（2022年）

2月6日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、関門橋ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5月21日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

2022年5月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。