アウゲンミラクル（2000年生、母ダッシュガール）

アウゲンミラクル（2000年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋奇跡」。毛色は栗毛。種牡馬のデュラブ（当時18歳）と交配したダッシュガールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は北俣牧夫。戦績は、中央平地22戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北俣益男から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、北俣益男から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、中地エージェンシーによって1,323万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月1日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタヤスキクオーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヤマニンエグザルトにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったハリーコマンドにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で長谷川浩大騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたビートザタイム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月29日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゼンノヒビキに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラテンニョを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って久しぶりの実戦を制した。

12月28日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に敗れた。

4歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の神鍋特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月21日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（10戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（13戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（14戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長谷川浩大騎手（15戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。