ゼンノヒビキ（2000年生、母ストームモーメント）

ゼンノヒビキ（2000年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋響き」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時11歳）と交配したストームモーメントが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は出口宜己。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、出口宜巳から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場され、大迫忍によって1,470万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月28日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったアウゲンミラクルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、トウカイエレガントに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のバデレールをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2004年）

7月25日、約11か月半の休み明けで迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

5歳（2005年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月7日、中7週で迎えた10戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。