クナウ（2013年生、母フラワーブリーズ）

クナウ（2013年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「福寿草（アイヌ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時14歳）と交配したフラワーブリーズが22歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方14戦0勝2着1回。2015年のダリア賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月5日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のストーミーシーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したペルソナリテにアタマ差届かず2着となった。

10月4日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクードラパン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月31日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（2016年）

6月26日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

10月23日、中6週で迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十日町特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた12戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雪/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4歳（2017年）

3月9日、中9週で迎えた14戦目は、DASH心斎橋早春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた15戦目は、武徳杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた17戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた19戦目は、あじさい賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、ひめゆり賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた21戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、エイシンミキサーに交わされて5馬身差の2着となった。

8月16日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた23戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月11日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。