クードラパン（2013年生、母ルシルク）

クードラパン（2013年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ウサギの尻尾（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時12歳）と交配したルシルクが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦4勝2着1回。2016年のフェアリーステークス(牝G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月14日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

8月9日、中7週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のコスモレティクルムに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月4日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクナウを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

12月13日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3歳（2016年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月13日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず17着に敗れた。

6月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

8月6日、中8週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアズマクィーンをクビ差振り切って勝利をモノにする

9月24日、中6週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、メラグラーナに3/4馬身交わされて2着となった。

10月23日、中3週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4歳（2017年）

1月8日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた13戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

6月17日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月28日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2018年）

6月24日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアリアをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた22戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月1日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、6着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の2018フェアウェルステークス（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。