メラグラーナ（2012年生、母Ghaliah）

メラグラーナ（2012年8月21日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「ざくろ（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のFastnet Rock（当時11歳）と交配したGhaliahが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦7勝2着1回。2017年のオーシャンステークス(G3)に勝利した他、2016年のラピスラズリステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月8日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサンビショップに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月11日、中4週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

6月14日、中8週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスマートカルロスをクビ差振り切って優勝

7月12日、中3週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月11日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスナッチマインドに1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2016年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

2月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

7月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したセイウンコウセイにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月17日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のハピネスに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

9月24日、中9週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るクードラパンを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って5勝目をつかんだ。

11月27日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナックビーナスに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2017年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナックビーナスを半馬身振り切って初の重賞タイトルを獲得した。

3月26日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

7月2日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

9月10日、中9週で迎えた18戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（8戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月26日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。