エクリプスハーバー（2006年生、母ハウズテースト）

エクリプスハーバー（2006年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「日食、月食＋冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したハウズテーストが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は風間洋。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

当歳のとき、風間牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、風間洋から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、風間牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小島学によって262.5万円で落札された。

平松徳彦厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2008年）

7月1日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（姫路ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のプリンセスジュディに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

3月27日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、3歳F1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平岩潤一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、パーキージーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では全く伸びず17着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ミスカンナに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。

4歳（2010年）

7月19日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のマンチャを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

8月12日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた10戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマナウィッシュに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

11月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5歳（2011年）

3月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた16戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、コパノワイルドに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦聡志騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ビバアンアンに3/4馬身交わされて2着となった。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松浦聡志騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で松浦聡志騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松浦聡志騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のヒミノミズキを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月23日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（6戦2勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、エーシンマギーに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた29戦目は、まつばぼたん賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂本和也騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。