ミスカンナ（2006年生、母フジリュー）

Miss Kanna

2006.05.05

ミスカンナ（2006年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時15歳）と交配したフジリューが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、地方12戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の甲山特別。

経歴

デビュー前

森沢友貴厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2009年）

1月20日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、3歳F4二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバンブーマドリーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月11日、中2週で迎えた2戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳F4一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグットニイガタに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のステップアップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したユキノフェニックスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月8日、中4週で迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワンデイワンナイトに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月7日、中3週で迎えた5戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジツリキダイヤーに1馬身1/4の差をつけて1番人気に応えた。

6月11日、中4週で迎えた6戦目は、3歳B（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエクリプスハーバーを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の甲山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で上村勇人騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイナズマチーターに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月12日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は上村勇人騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のチキリウオッカに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナモンアンブリーに1馬身3/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2010年）

1月14日、中4週で迎えた11戦目は、こんだ薬師温泉特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村勇人騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ハードフォーレルに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村勇人騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のコパケンサンバに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。