イナズマチーター（2006年生、母スエヒロジョウオー）

イナズマチーター（2006年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母馬の産駒名より＋チーター」。毛色は鹿毛。種牡馬のカリズマティック（当時10歳）と交配したスエヒロジョウオーが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方15戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2九十十一。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,800万円（6万×300口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月9日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は390kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3歳（2009年）

1月24日、中5週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

3月28日、中8週で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月1日、中6週で迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の甲山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったミスカンナに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月16日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

11月17日、中9週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダンピエールに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2010年）

1月4日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2十二13十四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十一12十三（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二13十四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三14十五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた16戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシナノマウンテンに4馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

9月10日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、コモディアスに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十二13十四（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、サニープリーズに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシナノマウンテンに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

11月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5歳（2011年）

3月3日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた23戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。