ヨイチナデシコ（2012年生、母カガヤケラビット）

ヨイチナデシコ（2012年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋撫子」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時11歳）と交配したカガヤケラビットが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越伸也。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月9日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。17頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

9月27日、中6週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウショウチャートに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2015年）

1月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月5日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月30日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4歳（2016年）

2月27日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したボンボンキャストを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

7月30日、中9週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。