ボンボンキャスト（2012年生、母リターンキャスト）

ボンボンキャスト（2012年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「キャンデー（仏）＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したリターンキャストが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の妙高特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月1日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は488kg。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったダイワミランダに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2015年）

1月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

5月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジニアスミノルに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月1日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

4歳（2016年）

3月21日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカネータ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月9日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のヨイチナデシコに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のリンガスウーノをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（4戦3勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたリバーソウル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月15日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（5戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のヒカリブランデーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月4日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（6戦4勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5歳（2017年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4月16日、中7週で迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（7戦4勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（8戦4勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

6歳（2018年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。