カネータ（2012年生、母ウイッチ）

カネータ（2012年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「相手の股を抜くこと（サッカー用語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時9歳）と交配したウイッチが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月19日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月30日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアキトフォルテにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月27日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、最後はゼトスと並んで4着同着となった。

3歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のダンガンコゾウに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアジアンテーストに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレザンドゥオールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

9月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（2016年）

1月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のボンボンキャストをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（12戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のプリンセスロックに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月18日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（13戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2017年）

1月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（14戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月4日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（15戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒカリブランデーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月7日、中8週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（16戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。