ヒカリブランデー（2011年生、母ヒカリブラッシア）

ヒカリブランデー（2011年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋蒸留酒の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時14歳）と交配したヒカリブラッシアが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。主な勝ち鞍は2017年の2017フェアウェルステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月21日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

3歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたミサイル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

1月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るビックナサンクスを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月24日、中7週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したマリカを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタッチシタイをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

12月14日、中6週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月12日、中3週で迎えた11戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の頌春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では天与のガッツで諦めることなく走り切ったが、5着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

4月5日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

7月5日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリンガスヴィグラスをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

8月2日、中3週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2016年）

1月23日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の初霞賞（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた20戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月17日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

10月15日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したボンボンキャストを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月17日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったシェアードにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

6歳（2017年）

1月7日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、逃げるアトランタを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中7週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のカネータに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月25日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月20日、中7週で迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

10月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた30戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月24日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の2017フェアウェルステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハングリーベンをクビ差振り切って優勝

7歳（2018年）

1月13日、中2週で迎えた32戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

2月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大和ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3月18日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

6月16日、約3か月の休み明けで迎えた35戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、天保山ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

11月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、オータムリーフステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた37戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

8歳（2019年）

6月30日、約7か月の休み明けで迎えた38戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。12着に敗れた。