ミラクルランバック（2019年生、母シンギングメリリー）

ミラクルランバック（2019年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡的なランバック(カーリングのショットの一つ)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したシンギングメリリーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の埼玉県養蜂協会長賞(一般C2五六七)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、薗部博之によって3,240万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月24日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手に欠いて17着に終わった。

10月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（2022年）

4月30日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月23日、中8週で迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

2022年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、埼玉県養蜂協会長賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソーサレスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、中4週で迎えた9戦目は、ノースポール特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で室陽一朗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアマゴに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた11戦目は、越生梅林特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は室陽一朗騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で室陽一朗騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、春陽特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた14戦目は、ミリオネア賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月26日、中2週で迎えた15戦目は、牡牛座特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた16戦目は、薫風特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月27日、中3週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、霞草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったパールアゲインに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月20日、中2週で迎えた18戦目は、相月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた19戦目は、獅子座特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、勝ったローザロードに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた20戦目は、竜胆特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、テレ玉BACHプラザ特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るガンコチャンを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

10月18日、中3週で迎えた22戦目は、陽月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた23戦目は、神明坂賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた24戦目は、埼玉県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた25戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、川崎競輪の絶対エース!郡司浩平記念（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスティールシャトルを差し切れず、4馬身差の2着となった。

12月21日、中0週で迎えた26戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5歳（2024年）

1月12日、中2週で迎えた27戦目は、福寿草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた28戦目は、野島崎特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で篠谷葵騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた29戦目は、魚座特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で篠谷葵騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3月29日、中4週で迎えた30戦目は、春風特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で篠谷葵騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた31戦目は、雛芥子特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で篠谷葵騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したデアシュトゥルムを差し切れず、2馬身差の2着となった。