ローザロード（2019年生、母アドマイヤオウカ）

ローザロード（2019年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラ(伊)+道。バラのように高貴な道を歩めるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したアドマイヤオウカが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって550万円で落札された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月10日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3歳（2022年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は亀田温心騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月17日、中6週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモリデンベルに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のナガタドールに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月20日、中8週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2023年）

3月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、桜のまち幸手賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のスリーポイントに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したサラサワンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた14戦目は、牡牛座特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマゴに7馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月1日、中4週で迎えた15戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、獅子座特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のミラクルランバックに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、早涼特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のヴァーユを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月20日、中2週で迎えた18戦目は、紅葉月特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ワラに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で迎えた19戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2024年）

4月3日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ホッコータルマエメモリアル（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、緑風特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。