ペルアア（2019年生、母Nomee）

Per Aa

2019.03.25

ペルアア（2019年3月25日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「ファラオの語源で、コプト語で『大きな家』の意」。毛色は鹿毛。種牡馬のAmerican Pharoah（当時7歳）と交配したNomeeが5歳のときに産んだ仔が本馬である。2023年のマリーンカップ(牝Jpn3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月23日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパーティーベルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの秋明菊賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3歳（2022年）

7月10日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシェイリーンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムファクターをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

12月10日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての12番ゲートからスタート。競走除外となった。

12月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの鳥取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンマルレジェンドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラスの天竜川特別（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイスカンダルに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月12日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの茨木ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイクリッドゲイズに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

4月12日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のレディバグに5馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。