サンマルレジェンド（2018年生、母ノースプリンセス）

サンマルレジェンド（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時8歳）と交配したノースプリンセスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着1回、地方7戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2021年の一般C25。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、相馬勇によって648万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

5月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に敗れた。

12月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニホンピロビヨンドに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた3戦目は、ビオラ賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ハンデンキングに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月18日、中2週で迎えた4戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーブルアイランドに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月18日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニーニャに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月2日、中1週で迎えた6戦目は、木曽三川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマナラズベリーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月17日、中1週で迎えた7戦目は、付知峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラトラジャーに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月17日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノボリスターリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月17日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のシゲルカセイに3馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの鳥取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペルアアに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2023年）

1月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月13日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの上賀茂ステークス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったメイクアリープをクビ差捉え切れず2着となった。

5月27日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

7月8日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のセイクリッドゲイズを半馬身振り切って9勝目を獲得した。

8月26日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（7戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月30日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で酒井学騎手（8戦3勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6歳（2024年）

1月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた20戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。