イエローパピヨン（2002年生、母ゴールデンシービー）

イエローパピヨン（2002年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黄色い＋蝶（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時7歳）と交配したゴールデンシービーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のカーネーションカップ(500万下牝)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月10日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルホルスを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモバイブルをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

10月17日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3歳（2005年）

2月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したレースパイロットを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4月24日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のメジロトンキニーズを半馬身振り切って2勝目をマークした。