ニシノタカジョ（1984年生、母ミスホマレシロー）

ニシノタカジョ（1984年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマグニテユード（当時9歳）と交配したミスホマレシローが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

6月22日、デビュー戦は稲葉的海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で稲葉的海騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

3歳（1987年）

5月3日、約10か月半の休養明けで迎えた3戦目は、佐藤照雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。20頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

6月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤照雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤照雄騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のレオテイオーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で佐藤照雄騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤照雄騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の富里特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤照雄騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤照雄騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤照雄騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

4歳（1988年）

3月27日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤照雄騎手（9戦1勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた13戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（10戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1989年）

2月12日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で塚越一弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた20戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で渡部秀一騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた22戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。