ビービーシグナス（2002年生、母タラタワー）

ビービーシグナス（2002年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋白鳥座」。毛色は青鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時12歳）と交配したタラタワーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦3勝2着5回。2005年の内外タイムス盃(牝)で3着に入った他、2004年のなでしこ賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

6月16日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。6頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月22日、中1週で迎えた4戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアウスレーゼから3馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスプラッシュカラーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのなでしこ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

11月23日、中4週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3歳（2005年）

1月24日、中8週で迎えた9戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月16日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた12戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの内外タイムス盃（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、3歳戦の水芭蕉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウエイアオバを差し切れず、4馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の菖蒲特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた16戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

9月29日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したイシノサヴァントにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2006年）

1月12日、中5週で迎えた21戦目は、睦月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったシロヤマハーツにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた23戦目は、しらこばと特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のファイナルレザルトに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

2月24日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のクラキングレディを半馬身振り切って制した。

3月31日、中4週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、陽春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたミステリアスアート決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月21日、中2週で迎えた26戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（10戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた27戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた28戦目は、キング・ビジョン賞（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（12戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた29戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（13戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月31日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（14戦2勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の別所沼特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で金子正彦騎手（15戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた32戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で金子正彦騎手（16戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。