アウスレーゼ（2002年生、母モモスター）

アウスレーゼ（2002年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゼネラリスト（当時9歳）と交配したモモスターが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山田祐三。戦績は、地方42戦8勝2着9回。2006年のトゥインクルレディー賞(牝ハンデ地方重賞)に勝利した他、2006年のTCKディスタフ(牝地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

5月4日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリオンザヴィアンから8馬身差の2着となった。

5月12日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた3戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月28日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のビービーシグナスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月9日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のパレスラブに3馬身の差をつけて2勝目を収める

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後はプレストと並んで2着同着となった。

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのアサティス賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた11戦目は、2歳オープンのグラスワンダー賞（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤサンディから3馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

1月7日、中7週で迎えた12戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のアザレア特別（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のキンカップに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

3月10日、中8週で迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’05桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたクリストサファイア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳戦のひまわり特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月30日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、イーバンク特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4歳（2006年）

1月20日、中2週で迎えた18戦目は、初凪特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエスプリユニオンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月3日、中1週で迎えた19戦目は、早春賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のケイアイバトルに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

3月1日、中3週で迎えた20戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したインターステディにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月21日、中2週で迎えた21戦目は、春分賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた22戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るフリートアピールを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を奪取した。

5月10日、中3週で迎えた23戦目は、ペガサス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したエーピーレインボウにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月9日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のアストレイア賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦の’06クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスペシャルアタックを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

8月29日、中3週で迎えた27戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したエムケーファイヴを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のベルモントノーヴァに2馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

10月18日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のグリンセレブに1馬身半の差をつけて8勝目を掴み取った。

12月6日、中6週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデG3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦3勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2007年）

1月24日、中6週で迎えた31戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦3勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月18日、中7週で迎えた33戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦3勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジノウェーブにクビ差届かず2着となった。

5月23日、中4週で迎えた34戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

6月27日、中4週で迎えた35戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦3勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6歳（2008年）

1月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた36戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で真島大輔騎手（12戦3勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた37戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で真島大輔騎手（13戦3勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

7歳（2009年）

5月13日、約15か月の休養明けで迎えた38戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた39戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（14戦3勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

9月16日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた41戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデS2のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた42戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。