マルシゲアリダー（2001年生、母マルシゲベッピン）

マルシゲアリダー（2001年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のヒシアリダー（当時11歳）と交配したマルシゲベッピンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は坂東島繁藤。戦績は、中央平地11戦2勝、中央障害2戦0勝、地方9戦0勝。2003年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月19日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンカネイションを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中5週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 雨/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のマイネルゼピュロスに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月7日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

3歳（2004年）

5月15日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた12戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた13戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月20日、中6週で迎えた15戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた17戦目は、フェニックス特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古泉悟騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた18戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古泉悟騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2005年）

2月2日、中6週で迎えた19戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で古泉悟騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた20戦目は、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で古泉悟騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた21戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月27日、中6週で迎えた22戦目は、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は古泉悟騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。