ティアーズムーン（1991年生、母ロンチャリング）

ティアーズムーン（1991年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフラツシユオブステイール（当時8歳）と交配したロンチャリングが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘万明。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月8日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

2月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

2月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニフティエンジェルをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4歳（1995年）

4月2日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、S.ソト騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したバンブーガリレオにクビ差届かず2着となった。

6月3日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でS.ソト騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月12日、中9週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でS.ソト騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた18戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた19戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウヨウエバートを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を収める

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた21戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

12月2日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。