ミリオンテースト（1986年生、母ダイナフリート）

ミリオンテースト（1986年2月28日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時15歳）と交配したダイナフリートが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地38戦2勝2着2回、中央障害5戦1勝。1989年の毎日杯(G3)で4着に入った他、1989年の若草ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

9月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミツキノイチロウをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳400万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノタイソンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月26日、中2週で迎えた5戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3歳（1989年）

3月5日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のペガサスステークス（阪神芝1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったロングシンホニーに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた9戦目は、4歳900万下の菩提樹ステークス（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月22日、中5週で迎えた11戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

10月8日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4歳（1990年）

4月8日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’90ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したアインステルンに半馬身届かず2着となった。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は樋口弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

11月11日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（12戦2勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（13戦2勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5歳（1991年）

1月15日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた23戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた24戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入った。

3月16日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は樋口弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月27日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は山本康二騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手（7戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（中京芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（8戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた32戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた33戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は日吉正和騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（14戦2勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手（9戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（10戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた38戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（11戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた39戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた40戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた41戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のプラウドモアに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月22日、連闘で迎えた42戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた43戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。