トーホウライダー（2006年生、母トーホウフェリシア）

トーホウライダー（2006年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オートバイに乗る人」。毛色は栗毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時10歳）と交配したトーホウフェリシアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の水仙特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月28日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2009年）

3月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナムラブレットに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月4日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレッドフォーリアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月15日、中1週で迎えた5戦目は、一般C5（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスズカワイズクインに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラヴソースウィートに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

3月20日、中5週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。