ラヴソースウィート（2006年生、母キソティックラヴ）

ラヴソースウィート（2006年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「あまい恋。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したキソティックラヴが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方24戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のヒヨドリ賞(一般C1 C2 牝)。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は大下智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中3週で迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月20日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月26日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月13日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のナムラアマランスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイネルバルトークに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月3日、中3週で迎えた9戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルバルトークに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月25日、中2週で迎えた10戦目は、冬牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハンサムウーマンに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2010年）

1月15日、中2週で迎えた11戦目は、なずな特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドフォーリアを猛烈な末脚で半馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

2月5日、中2週で迎えた12戦目は、水仙特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーホウライダーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドフォーリアに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、春風特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートカンパニーに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月10日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた16戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

5歳（2011年）

5月1日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は大下智騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大下智騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、レコードな町新冠開町130年記念特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスティッチを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりに白星を挙げた。

11月3日、中8週で迎えた21戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、きせかえカレンダー杯（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヴァンエボンを半馬身振り切って9勝目を手にした。

11月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のボールドスマッシュに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

12月29日、中5週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた23戦目は、イヤーエンド特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6歳（2012年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のゴガツノバラを3/4馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

1月25日、中1週で迎えた25戦目は、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のアオサギ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた27戦目は、若葉特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

8月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、いて座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（7戦3勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた29戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で達城龍次騎手（8戦3勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月29日、中5週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で達城龍次騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したレディハートに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月13日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、立冬特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で達城龍次騎手（10戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、サトノキャプテンに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月21日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、トナカイ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で達城龍次騎手（11戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の一般C2（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で達城龍次騎手（12戦3勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で達城龍次騎手（13戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で達城龍次騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。