ナムラアマランス（2006年生、母ナムラシンシア）

ナムラアマランス（2006年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋しぼまない伝説の花より」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したナムラシンシアが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は林時春。戦績は、中央平地4戦0勝、地方17戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月23日、デビュー戦は北村浩平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

12月14日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた4戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3歳（2009年）

1月27日、中3週で迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ライムグリーンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月5日、連闘で迎えた6戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳F2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサトルエンジェル決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた14戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のアーバンマーメイドをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のヒルノカンクンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月10日、中4週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ムーンライトラバーに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マヤノサラバンドにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

10月13日、中3週で迎えた20戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったラヴソースウィートに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた21戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、マックスコヒヌールに交わされて4馬身差の2着に敗北した。