ハンサムウーマン（2006年生、母Mountain Melody）

ハンサムウーマン（2006年5月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「堂々とした女性」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のMr. Greeley（当時14歳）と交配したMountain Melodyが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方6戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C5。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月15日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

6月27日、中6週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

10月3日、中9週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったアンディーフロイデにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

11月19日、中6週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったレッドソルジャーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアツヒメイナリに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた9戦目は、冬牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったラヴソースウィートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月3日、連闘で迎えた10戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したキーサミットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったベルモントエックスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウルトラマリンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

6月13日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。