レッドソルジャー（2006年生、母グランシェール）

レッドソルジャー（2006年2月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「赤い兵士」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時16歳）と交配したグランシェールが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方14戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月13日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

10月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く最後はダンツクオリティと並んで10着同着となった。

3歳（2009年）

2月14日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月24日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月19日、中7週で馬体重を前走から32kg絞って迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エリモフォーダイヤに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームカントリーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月13日、中4週で迎えた10戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マヤノサラバンドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のシーラグラスに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月17日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンゼルアローに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラーマブルーに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナビエストークスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルウッドグラーテに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月19日、中3週で迎えた16戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハンサムウーマンに4馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

12月10日、中2週で迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キクノアキレスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキーサミットを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2010年）

1月4日、中0週で迎えた19戦目は、千両特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコーザンソナタに2馬身の差をつけて優勝

6月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。