エリモフォーダイヤ（2006年生、母エリモアメジスト）

エリモフォーダイヤ（2006年1月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ダイヤの為に」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時21歳）と交配したエリモアメジストが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地5戦0勝、地方39戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3歳（2009年）

3月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4月26日、中5週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 小雨/重）に出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず18着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6月19日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドソルジャーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したニーナにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた11戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったマミマーズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、連闘で迎えた14戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月7日、中6週で迎えた15戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポールドブラに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2010年）

1月1日、中0週で迎えた17戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクリスビートに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のスペースモアに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月3日、連闘で迎えた20戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウストを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

3月5日、中1週で迎えた22戦目は、沈丁花特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦4勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた24戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエリモトップサンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月21日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦の田中幸太一大決心記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で今井貴大騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユリカチャンを半馬身振り切って制した。

5月7日、中1週で迎えた26戦目は、しょうぶ特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で今井貴大騎手（11戦6勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したムーンライトラバーにクビ差届かず2着となった。

5月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で今井貴大騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイティーハンターを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で今井貴大騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で今井貴大騎手（14戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイッチョウイッタンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月29日、中1週で迎えた30戦目は、立夏特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で今井貴大騎手（15戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で今井貴大騎手（16戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月27日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、啓史バースデーアニバーサリー（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で今井貴大騎手（17戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた33戦目は、一般B10 C2（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で今井貴大騎手（18戦8勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月19日、中8週で迎えた34戦目は、峻&マッキー1024結婚記念杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で今井貴大騎手（19戦8勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のディバインステップをアタマ差振り切って10勝目を達成した。

12月1日、中1週で迎えた35戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、KIRINメルシャンデメテル賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた36戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、スノーマン賞（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5歳（2011年）

1月27日、中4週で迎えた37戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた38戦目は、若菜賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた39戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉秀騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた40戦目は、久保田泰司さんお疲れ様でした（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹田吉秀騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた41戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹田吉秀騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた42戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（20戦9勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた43戦目は、谷穂希くん1歳誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（21戦9勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた44戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（22戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。