エリモトップサンド（2006年生、母アヤノフェロー）

エリモトップサンド（2006年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋砂の頂点」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時22歳）と交配したアヤノフェローが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地2戦0勝、地方35戦8勝2着8回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1五六。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月28日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2009年）

2月22日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

6月10日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のガンダイオーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったピンクマラコイデスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったニポーティに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月21日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤコドリームに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイッチョウイッタンに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた11戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンレイハスラーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月1日、中2週で迎えた12戦目は、山田絆人誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダスティンバローズに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るブレーヴキャンターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラブリーベイベーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月26日、連闘で迎えた18戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（9戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、エリモフォーダイヤに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオレサイキョーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（11戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルウッドグラーテに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた21戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（12戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユリカチャンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

5月14日、連闘で迎えた22戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡部誠騎手（13戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシマジュリアンを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

5月21日、連闘で迎えた23戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で岡部誠騎手（14戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したクリスビートにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月25日、中4週で迎えた24戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のカミノユキツバキに2馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

9月14日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた27戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

5歳（2011年）

4月25日、約7か月の休み明けで迎えた28戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡田大騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月2日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた30戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた31戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月7日、約6か月の休養明けで迎えた32戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2012年）

1月6日、中3週で迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた34戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた35戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた37戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。