ユリカチャン（2006年生、母オージーカンパニー）

ユリカチャン（2006年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名＋呼称」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時7歳）と交配したオージーカンパニーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方33戦8勝2着9回。主な勝ち鞍は2010年のしらゆり特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月14日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 雨/重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3歳（2009年）

2月8日、中7週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

7月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月30日、中5週で迎えた4戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったマッハロッドに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

11月4日、中4週で迎えた6戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、メモリーデージーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムーンライトラバーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月9日、連闘で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒシパッションに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた11戦目は、万両賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ヒシピラルクーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月3日、中3週で迎えた15戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ムーンライトラバーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた16戦目は、☆高橋一晃☆名古屋初上陸記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったラーマブルーにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の田中幸太一大決心記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエリモフォーダイヤ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エリモトップサンドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のシンセリティーを半馬身振り切って3勝目を手にした。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（11戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のストームキングに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月18日、中1週で迎えた21戦目は、紫陽花特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、リアライズナッシュに交わされて4馬身差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で安部幸夫騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスズカアリュールを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

7月9日、連闘で迎えた23戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で安部幸夫騎手（14戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のオートアスクをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

7月27日、中2週で迎えた24戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で安部幸夫騎手（15戦6勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ベルモントエックスに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた25戦目は、テンニョッキメモリアル（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で安部幸夫騎手（16戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったシンゼンライクをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で安部幸夫騎手（17戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリップサービスに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で安部幸夫騎手（18戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリップサービスに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月29日、中2週で迎えた28戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で安部幸夫騎手（19戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で安部幸夫騎手（20戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた30戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で安部幸夫騎手（21戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月29日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C1十十一（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1七（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5歳（2011年）

1月3日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

1月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川駿介騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川駿介騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた36戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川駿介騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた37戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石川駿介騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川駿介騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。