キョウエイマリー（1998年生、母キョウエイヨシノ）

キョウエイマリー（1998年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時10歳）と交配したキョウエイヨシノが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、地方10戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のふみづき賞(一般B3四)。

経歴

デビュー前

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2001年）

12月15日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1390m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたケイアイイーグル決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレオテンションに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月9日、中0週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた4戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1490m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハバナフォンテンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、一般C3一二（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨシブラボーに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイマイミーに2馬身半の差をつけて優勝

5月27日、中1週で迎えた7戦目は、早乙女特別（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマシガオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月18日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定のハンデ戦のジューンブライド特別（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピナクルパールに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月7日、中2週で迎えた9戦目は、織姫特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、ふみづき賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグレートデリバーをクビ差振り切って6勝目を手にした。