リミットブレーカー（2004年生、母ラヴァーズチェイス）

リミットブレーカー（2004年1月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「限界を超える者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時8歳）と交配したラヴァーズチェイスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の熱田特別(500万下)。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月23日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月18日、中9週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったドリームサンデーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビコーフェザーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したシンボリハレーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2008年）

1月12日、中4週で迎えた11戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月9日、中7週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のグランドカラーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月12日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

5歳（2009年）

3月21日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた21戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。