グランドカラー（2004年生、母トミカワテレサ）

グランドカラー（2004年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大きな色彩」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランドオペラ（当時20歳）と交配したトミカワテレサが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山博。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回、地方5戦2勝。2006年のネオユニヴァース賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

5月10日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月19日、中9週で迎えた2戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のプラチナスターに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのネオユニヴァース賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキングタケヒデに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2007年）

7月4日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月25日、中6週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したレキシントンバレーにクビ差届かず2着となった。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた10戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

4歳（2008年）

1月26日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したリミットブレーカーにアタマ差届かず2着となった。

4月20日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノボワールドに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5月24日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5歳（2009年）

2月7日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月1日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑前特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月19日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

5月17日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のグラヴィテーションをクビ差振り切って雨中の戦いを制した。

6歳（2010年）

3月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4月3日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた29戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。