ノボワールド（2003年生、母ノボエンジェル）

ノボワールド（2003年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋世界」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したノボエンジェルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨミネ牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月17日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンワードミートを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、中7週で迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2006年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて16着に敗れた。

6月18日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

10月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

10月28日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを5馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

12月10日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4歳（2007年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のマルタカデトリアに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

2月11日、中2週で迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したスズカローランに3/4馬身届かず2着となった。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

6月16日、中9週で迎えた17戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

5歳（2008年）

1月12日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月3日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の筑前特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したケイアイマイスキーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったグランドカラーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月11日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6歳（2009年）

1月25日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下の安城特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2月8日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したファイアレッドにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月21日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（9戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。