ヤマニンバステト（2011年生、母マダニナ）

ヤマニンバステト（2011年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋猫の姿の女神（エジプト神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したマダニナが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の川俣特別(500万下)。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月5日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月15日、中5週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月17日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったレッドオリヴィアを半馬身捉え切れず2着となった。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラカルナバルを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

4歳（2015年）

1月25日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の西尾特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

4月4日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月24日、中6週で迎えた11戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったテルメディカラカラを半馬身捉え切れず2着となった。

8月29日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下の千歳特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

5歳（2016年）

2月14日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したマルーンドロップを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルスパーブに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったナスノセイカンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月10日、中7週で迎えた22戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月24日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

6歳（2017年）

3月5日、中9週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月8日、中4週で迎えた27戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた28戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7歳（2018年）

1月21日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。