テルメディカラカラ（2012年生、母ジョリーダンス）

テルメディカラカラ（2012年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「カラカラ浴場」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したジョリーダンスが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の晩春ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月8日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセイントバローズをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

5月3日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の白藤賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマニンバステトを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

9月20日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったハピネスダンサーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月16日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマダムジルウェットを3/4馬身振り切って制した。

3月13日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマカハをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月19日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2017年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、6着に終わった。

6月11日、中8週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の多摩川ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6歳（2018年）

11月4日、約12か月半の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた25戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

7歳（2019年）

2月24日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた27戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた28戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大阪―ハンブルクカップ（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月6日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

10月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上3勝クラスの清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

12月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

2019年12月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。