ハピネスダンサー（2011年生、母クロノロジスト）

ハピネスダンサー（2011年1月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名（喜び）＋踊り子」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時8歳）と交配したクロノロジストが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦5勝2着1回。2014年の紫苑ステークス(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、前迫義幸によって630万円で落札された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月3日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

8月25日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したデリッツァリモーネを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアグリッパーバイオに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2014年）

2月15日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月29日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のムードスウィングスに1馬身1/4の差をつけて優勝

4月27日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦2勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦2勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

10月19日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（5戦2勝）。17頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4歳（2015年）

2月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゲットアテープに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月29日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡康太騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月29日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のテルメディカラカラに1馬身半の差をつけて優勝

11月23日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアングライフェンに1馬身の差をつけて制した。

5歳（2016年）

1月16日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月12日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

10月15日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6歳（2017年）

2月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月12日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた23戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。