ゲットアテープ（2011年生、母オイスターチケット）

ゲットアテープ（2011年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「特大ホームラン（メジャーを持って来い）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したオイスターチケットが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の栄特別(500万下)。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月26日、デビュー戦はU.リスポリ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のノブジョプリンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、中5週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2014年）

1月26日、中6週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったイタリアンネオに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月7日、中3週で迎えた7戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るビオラフォーエバーを豪脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

4歳（2015年）

1月17日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 小雪/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったハピネスダンサーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 雨/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6月7日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 小雨/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドカイザーを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って優勝

11月22日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

5歳（2016年）

2月20日、中9週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた17戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。