サミンアリエス（2004年生、母フウジンレディー）

サミンアリエス（2004年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋おひつじ座」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時12歳）と交配したフウジンレディーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。戦績は、地方8戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

矢野義幸厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2007年）

5月4日、デビュー戦は佐藤祐樹騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は471kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったサーストンヘイローに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウノダイアナに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦の乙女ゆり特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた4戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノケンシロウを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

4歳（2008年）

6月11日、約10か月の休み明けで迎えた5戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月24日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、一般C2八アイ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のアントワーヌチヨに3馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

11月27日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2七（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンオールインに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

5歳（2009年）

1月9日、中5週で迎えた8戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤裕太騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。