ナゴミチャン（2020年生、母アンズチャン）

ナゴミチャン（2020年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「和むより+敬称」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したアンズチャンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年の金沢プリンセスカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月5日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

7月20日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

8月9日、中2週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の高洲山特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カレイジャスに交わされて2馬身差の2着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレーブドフェイスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月18日、中8週で迎えた7戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のきずなの鐘賞 196.5万円以下（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳戦の234.7万円以下（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた9戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の誇りよ、大いに舞い上がれ。賞 194.8万円以下（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月26日、中3週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の134.5万円以下（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の149.4万円以下（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた12戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の汐留川賞 215.3万円以下（大井ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた13戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のバイライト特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

4月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳戦のスマホで投票楽天競馬!賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアリアージュに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の楽天ポイントで投票しよう!楽天競馬特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の高橋RRC長昇進記念杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアベンチュリン特別（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた18戦目は、3歳戦のモテモテ会メンズ代表。トミーと初旅行記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた20戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の百万石の極みルビーロマン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアリアージュに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の能登七ツ島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた22戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったアロマフォルテに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた23戦目は、いしかわ百万石文化祭開幕まであと6日賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた24戦目は、ギャル凱旋シチー記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエイシンシルエットに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。