タカラサンデー（2006年生、母ブライトサンディー）

タカラサンデー（2006年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名より」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時10歳）と交配したブライトサンディーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）幌村牧場。戦績は、中央平地21戦4勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の初咲賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、幌村牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、小田隆範から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、村山義男によって840万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳戦のトルコ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ストロングポイントに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエアイグアスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のグリッドマトリクスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はマイネルシュトルムと並んで2着同着となった。

11月1日、中3週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のインテンスブルーをハナ差振り切って優勝

12月27日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

4歳（2010年）

1月17日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の初咲賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のフェニコーンを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

3月13日、中7週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

12月11日、約9か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のネコパンチを3/4馬身振り切って休養明けの一戦を物にした。

12月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

5歳（2011年）

6月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のひかり賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦2勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

7月30日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の漁火ステークス（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6歳（2012年）

11月8日、約15か月の休み明けで迎えた22戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、日高特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。