マイネルシュトルム（2006年生、母スリリングディ）

マイネルシュトルム（2006年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋嵐（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したスリリングディが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は平山牧場。戦績は、中央平地29戦4勝2着8回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の琵琶湖特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、平山牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって735万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月24日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 雨/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

12月27日、中1週で迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

3歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマイネラプソディ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

1月31日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメジロルマンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったデルフォイにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

7月25日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

10月3日、中9週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタカラサンデーと並んで2着同着となった。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキャプテンキッドに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月27日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、タガノファントムにハナ差交わされて2着となった。

4歳（2010年）

1月24日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキタサンアミーゴ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップサンダーを鮮やかな末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

4月10日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカネトシソレイユにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、コパノジングーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月11日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、キタサンアミーゴに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月3日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月2日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の八神峰特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6歳（2012年）

8月18日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

10月1日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月24日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のローレルクラシックに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

12月24日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

7歳（2013年）

4月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

5月26日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。