センノカゼ（2005年生、母デントロビウム）

センノカゼ（2005年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「千の風」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時15歳）と交配したデントロビウムが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。戦績は、中央平地34戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の鴨川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 小雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のジーピーエンブレムをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメジロガストンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3歳（2008年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた8戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた10戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月23日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた13戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4歳（2009年）

1月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

1月24日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

2月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた18戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホークウィンザーを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 小雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のフサイチオフトラに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月7日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2010年）

1月16日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、スカイリュウホーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月20日、約8か月の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた28戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

6歳（2011年）

7月30日、約8か月半の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の釜山ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。