アローズグリーム（2011年生、母トウカイサクラ）

アローズグリーム（2011年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「矢の煌めき」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時10歳）と交配したトウカイサクラが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、チェスナットファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、門野文典によって430.5万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月20日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したブルーストーンに半馬身届かず2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブラックチョコを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月7日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

10月11日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2015年）

1月25日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた13戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。